スマホで通話中にほっぺたで電話が切れる原因と対処法

スマホで通話していると、急に「プチッ」と電話が切れちゃうことがたまにありますよね。

自分か相手もしくは両方の電波状態が良くなくて急に電話が切れることが多いですが、
中には「ほっぺた」が原因でスマホの電話が切れちゃうことがあるんです。

電話が切れるだけじゃなくて、ほっぺたが原因で自分の声が相手に聞こえなくなる
といった通話トラブルも発生することがあります。

ではほっぺたが原因でスマホの電話が切れるとはどういうことなのか、
詳しく見ていきましょう。

ほっぺたで画面の終話ボタンを押してしまっている

通話するためにスマホを耳に当てた時に、
ほっぺたでスマホ画面の終話ボタンを押してしまい電話が切れてしまうんです。

最近のスマホは画面が大きくなっているので、
スマホを耳に当てた時にほっぺたが終話ボタンを押してしまう心配は減っています。

しかし少し古い機種だったり、画面が小さいタイプのスマホを使っていると、
スマホを耳に当てるとちょうどほっぺたのところに終話ボタンが来てしまいます。

そのためスマホで通話している時にほっぺたが終話ボタンに当たり、
意図的ではなく電話を切ってしまっているわけです。

スマホの持ち方によっては指で終話ボタンを押してしまっていることも

通話する時のスマホの持ち方は人それぞれですが、持ち方によってはほっぺたではなく
指で終話ボタンを押してしまっている場合もあります。

例えば固定電話の受話器を持つ要領でスマホの下部を握るように持つと、
指が当たる位置にちょうど終話ボタンが来てしまったりします。

またスマホを耳やほっぺたにはくっ付けずに顔から少し離して持っている場合も、
指で終話ボタンを押してしまうことが考えられます。

スマホでの通話中に突然電話が切れてしまったことがある人は、
通話する時のスマホの持ち方を見直してみると良いですよ。

ほっぺたで「ミュート」ボタンを押すと自分の声が相手に聞こえなくなる

最近のスマホは画面が大きいので、ほっぺたが当たる位置的に終話ボタンよりも
「ミュート」ボタンを押してしまう可能性の方が高いかもしれません。

ミュートボタンを押すと、
相手の声はこちらに聞こえますがこちらの声が相手に聞こえなくなります。

本来はスマホでの通話中に人から話しかけられて、
電話相手に関係の無いこちらの話を聞かせたくない場合に使う機能です。

固定電話だと受話器を手で塞ぎますが、
通話中のスマホを手で塞ぐとそれこそ終話ボタンを押してしまいかねないんです。

またスマホのマイクは本体底面に付いていたりするので、
スマホの口に当たる部分を塞いでも意味がありません。

なのでスマホを手で塞ぐ代わりに、
こちらの声を相手に聞こえなくするミュートの機能が付いているわけです。

相手の声は聞こえるのにこちらの声が相手に聞こえないという通話トラブルの
原因として、知らない内にミュートボタンを押してしまっているケースがあります。

通話中にほっぺたや指で意図せずに押してしまっている、
といったケースも多いかもしれないですね。

ほっぺたミュート症候群

スマホでの通話中にほっぺたで終話ボタンやミュートボタンを押してしまうことを、
「ほっぺたミュート症候群」と言うんだそうです。

最近はほとんど耳にすることはありませんし、
私も何年か前に何度か耳にしたことがある程度の言葉です。

調べてみるとどうやらiPhone4の頃に使われていたらしく、それ以前からiPhoneを
使っている一部のユーザーには結構馴染みのある言葉みたいですね。

ほっぺたでスマホの終話ボタンを押してしまうトラブルを相談する相手によっては、
事象を詳しく説明するよりも「ほっぺたミュート症候群」を使った方が伝わりやすいことも
あります。

なので絶対覚えておいた方が良いわけじゃありませんが、
「ほっぺたミュート症候群」という言葉を覚えておいて損はないかもしれません。

通常はほっぺたで終話ボタンを押してしまうことは無い

スマホで通話していてほっぺたで終話ボタンやミュートボタンを押してしまうことは、
スマホの構造上、通常はありえません。

なぜかと言うと、通話するためにスマホを耳に当てると画面が消える仕組みに
なっていて、通話中にほっぺたや指が当たって誤作動することが無いんです。

9~10年前に発売された機種にはこの機能は搭載されていないものもありますが、
それ以降に発売された機種には基本的にこの機能が搭載されています。

そうすると今度は、ほっぺたでスマホの終話ボタンやミュートボタンを押してしまう人が
居るのはなぜなのかって疑問が湧いてきますよね。

1つにはスマホの「近接センサー」に不具合が発生している、もう1つにはスマホの
近接センサーが正常に作動していないといったことが考えられます。

近接センサーの不具合

スマホでの通話中にほっぺたで終話ボタンやミュートボタンを押してしまう原因の
1つとして考えられるのが、「近接センサーの不具合」です。

スマホには通話する時に耳に当たる部分に近接センサーが付いており、
そこに何かが近付くと画面が消えるようになっています。

なので近接センサーに不具合が無ければ、通話するためにスマホを耳に当てると
画面が消えてほっぺたで終話ボタンやミュートボタンを押してしまうことはありません。

ところが何らかの理由でスマホの近接センサーに不具合が発生すると、
スマホを耳に当てても近接センサーが反応せずに画面が消えないことがあります。

「近接センサーに不具合」→「スマホを耳に当てても画面が消えない」→
「通話中にほっぺたで終話ボタンやミュートボタンを押してしまう」というわけです。

スマホで天気予報や時報にでんわをかけて、
手でスマホの上3分の1ぐらいを覆ってみましょう。

それでスマホの画面が消えれば近接センサーに不具合はありませんし、
画面が消えなければ近接センサーに不具合が発生している可能性が高いです。

近接センサーに不具合が発生した場合の対処法

近接センサーに不具合が発生する原因としては
 ・スマホのOSに不具合が発生している
 ・ディスプレイの交換
 ・故障
といったことが考えられます。

スマホのOSにちょっとした不具合が発生して、
それによって近接センサーが正常に作動していないといったことが考えられます。

その場合は、スマホを再起動することでOSのちょっとした不具合が解消されて、
近接センサーが正常に作動するようになる可能性があります。

またスマホの割れたディスプレイを交換したことがある場合は、ディスプレイを
交換した時に近接センサーの位置がズレてしまっているのかもしれません。

近接センサーがズレたことでスマホに耳を当ててもセンサーが反応せず、
通話中でも画面が消えなくなってしまうわけです。

この場合は、ディスプレイを交換した業者に「ディスプレイを交換したことで近
接センサーが反応しなくなったかもしれない」と相談するしかないですね。

スマホを再起動してもダメ、ディスプレイを交換したことも無いのであれば、
近接センサーが故障してしまっている可能性が高いです。

近接センサーが故障している場合は、修理かスマホを買い替えを検討しましょう。

近接センサーが正常に作動していない

近接センサーに不具合は無いけど、
スマホで通話する時に近接センサーが正常に作動していないということも考えられます。

不具合が無いのに近接センサーが正常に作動しないのは、
通話する時の「スマホの持ち方」に問題があります。

人によっては顔の脂、女性だとお化粧がスマホの画面に付くのがイヤで、
通話する時にスマホを顔から少し離して持っていたりしますよね。

スマホを顔にくっ付けなくても程度近づければ
近接センサーが反応して画面が消えるんですが、
スマホと顔が離れすぎていると近接センサーが反応しないことがあるんです。

通話中にスマホを顔から離してもっていることで近接センサーが反応せず、
指で画面の終話ボタンやミュートボタンを押してしまうというわけです。

スマホの持ち方を変えるだけ

スマホを顔から離す持ち方をして近接センサーが反応しないのであれば、
通話する時のスマホの持ち方を変えれば良いだけです。

近接センサーに不具合が無ければ、スマホと顔をくっ付けるようにして持つだけで
近接センサーが反応して通話中は画面が消えます。

そうすると、ほっぺたや指で終話ボタンやミュートボタンを押して通話トラブルが
発生する心配が無くなります。

スマホの画面に顔の脂やお化粧が付くのがどうしてもイヤと言うのであれば、
耳だけでもスマホに付けるようにしましょう。

近接センサーはスマホ上部のカメラ部分に付いていたりするので、
耳だけでも付けておけば近接センサーは正常に反応してくれますよ。

ただ耳だけ付けて画面にほっぺたが付かないような持ち方をすると、
どうしてもスマホと口元の距離が離れてしまいます。

それだと今度は、スマホのマイクと口が離れることで、こちらの声が相手に
聞こえにくくなるという通話トラブルが発生してしまうので注意してください。

ちなみに私はスマホで通話する時に耳だけ付ける持ち方をするんですが、
通話相手に「声が小さい」とか「よく聞こえない」と言われることが多々あります。

誤作動防止アプリを利用する

スマホの持ち方を変えるだけで近接センサーが正常に反応すると言っても、
通話中のスマホの持ち方を変えるのってそんな簡単じゃないですよね。

そんな場合は、通話中のスマホの誤作動を防止するアプリを利用しましょう。

AppストアやGoogleのPlayストアで
 ・誤作動防止
 ・電話切断防止
などと検索すると通話中の誤作動を防止するアプリがヒットします。

無料で使えるアプリもありますから、まずは無料のものを使ってみて、
自分に合っていると思ったらより多機能な有料のアプリを使うようにしても良いかも
しれません。

もしくは、通話中のスマホの持ち方が変えられるまで誤作動を防止するアプリを使って、
近接センサーが正常に反応する持ち方に慣れたらアプリを使うのを止めるという方法も
アリですね。

まとめ

 ・通話中にスマホを顔にくっ付けることで、ほっぺたで終話ボタンを押してしまう
 ・通話中のスマホの持ち方次第では、指で終話ボタンを押してしまうこともある
 ・スマホには近接センサーが付いていて、スマホを顔に近付けると画面が消える
 ・近接センサーの不具合で、スマホを顔に近付けても画面が消えない
 ・近接センサーの不具合はスマホの再起動で改善されることもある
 ・スマホと顔が離れすぎていると近接センサーが反応せずに画面が消えない
 ・スマホと顔が離れすぎている場合は、持ち方を変えるか誤作動防止アプリを使う